ワンズキューボで建てる家の耐震技術

安全・安心、健康・快適な家づくりには、
構造用LVL「JWOOD」と接合金物を
組み合わせたJWOOD工法がお勧め。

強靭な構造用LVL「JWOOD」を
専用金物で緊結した
強固な構造体「JWOOD工法」。

植林→育林→伐採そしてまた植林。30年を1サイクルとした循環型の森林経営から生まれた地球にやさしい構造用LVL「JWOOD」。一連のサイクルは地球環境の保全に貢献するだけでなく、耐震性・耐久性に優れた強靭な構造材を生み出しました。 そしてJWOODと専用金物との組合わせによる「JWOOD工法」はJWOODの性能を最大限に発揮させ、たび重なる大地震から大切な家族と財産、その暮らしを守ります。 耐震性・耐久性に優れた「JWOOD工法」の家は、遠い将来まで安心・安全で、地球にやさしい”長持ち住宅”なのです。

《 JWOOD工法3つの特徴 》

地震に強い家

JWOOD LVLと専用金物を用いた、地震に強い家、JWOOD工法

住宅は構造上、「鉛直荷重」と呼ばれる荷重を支えなければなりません。建物自体の「固定荷重(自重)」、竣工後に建物に載る家具、人などの「積載荷重」があり、その荷重に耐えられるように梁、柱、基礎の断面が安全である必要があります。また、地震発生時には大きな「水平方向の力」がかかるため、耐力壁の量を十分確保し、必要に応じて金物で補強することも必要です。 JWOOD工法では、柱や梁、基礎との接合部には専用の金物を使用します。木材と金物はドリフトピンやパイプピンと呼ばれる鋼製のピンで接合され、大地震でも破断することなく、家を倒壊から守ります。そして、もっとも重要なのが柱や梁、土台となる構造材です。無垢材や集成材などがありますが、さらに強さを追求した理想の構造材が、JWOOD LVLと呼ばれる柱です。

バラつかない品質、JWOOD LVL

ニュージーランドの大地で植林され、30年で成木となったパイン材は計画的に伐採されます。一定の長さにカットされたパイン材の丸太を大根のかつら剥きの要領で切削し、ドライヤーでしっかりと乾燥させます。厚さ約4mmに切り出された単板は、弱点となる部分が切り落とされ、1枚ごとにその強さが測定されます。強さに応じてランク分けされた単板は、製造する材の性能に合わせて選定されてJWOOD LVLが作られます。
所定の強さを確保できるものだけが選ばれ作られたJWOOD LVLは、内部までしっかりと乾燥し、積層接着することで個々の単板の性能が平均化され、バラツキの少ない安定した品質の構造材を作ることが可能となります。構造用LVL JWOODは、木材固有の弱点を克服した、理想的な木質材料と言えます。

JAS認定に裏付けされた安心の強さ

木材は建築基準法とJAS(日本農林規格)でその性能が定められています。JWOOD LVLはトータルで高い強度が与えられていますが、特に梁の折れにくさを表す曲げ強度やせん断強度で他の材料の10~20%ほど高い数値が与えられています。JWOOD LVLの特徴である安定した性能が高い材料強度を実現し、エンジニアリングウッド※としてのJAS認定が高強度で信頼性の高い設計を可能にします。

在来軸組工法の弱点を克服した新しい軸組工法

かつての日本の住宅は大黒柱や丸太など、比較的大きな断面の材料を多用したダイナミックな構造でした。そのため、木材同士の接合のために材を欠き込んでも十分安全性が確保できていました。しかし、大径木の確保や経済性の問題やプレカットの普及により、現在では必要最低寸法の材料を用いて建築することが多くなっています。そこで、私たちは材料への欠き込みを最小限に抑え、JWOOD LVLの特性を最大限に活かすことのできる金物接合を採用し、材料と接合部の両方の特徴を活かし、長い間安定した耐震性を維持できる住宅づくりを実現しています。

制震壁で、地震の揺れを大幅に軽減

近年、度重なる大地震から人々の生命・財産を守るため、JWOOD工法は建物の耐震性能の向上に力を注いできました。しかし、耐震性を高めることで数百年に一度と言われる大地震から建物の倒壊を免れたとしても。その後の強い余震により建物に大きな被害が与えられることがあります。大地震後も今まで通りの生活を維持するためには耐震壁と共に、建物の揺れを吸収する制震壁が有効と言えます。JWOOD制震壁は硬いJWOOD筋交いと制震ダンパーの組み合わせでエネルゲー吸収と共に粘り強さを付与します。 これにより、初期状態では耐震壁として、繰り返しの振動時には制震ダンパーとしてエネルギーを吸収して揺れを軽減します。


実大振動実験

震度7の揺れに10回連続で耐え抜いたJWOOD工法の家、ワンズキューボの実大振動実験の様子。